
本日4月28日、心躍る素晴らしいニュースが届きました。
映画『カラカラ』(クロード・ガニオン監督)に多大なご協力をいただいた喜如嘉の芭蕉布保存会会長・平良美恵子氏が、このたび「春の黄綬褒章」を受章されました。
功績に記された「文化財保護業務」という言葉を目にし、長年その伝統を最前線で守り続けてこられた平良さんのお姿を思い、深く深く頷いております。
映画『カラカラ』は、人生に迷う大人のロードムービーです。劇中で主人公のピエールが心惹かれ、その故郷を訪ねるのが「喜如嘉の芭蕉布」でした。
映画には平良美恵子さんのみならず、今は亡き人間国宝・平良敏子さんもご本人役で出演されています。畑から芭蕉が刈られ、繊維が取り出され、染められ、紡がれて……一つの布が織りなされるまでの神秘的な工程は、今も観る人を魅了してやみません。そして、90代の女性たちが、共同体の中で誇りを持って仕事に励むその姿は、モントリオール世界映画祭をはじめ上海国際映画祭、ハワイ国際映画祭など、世界中で驚きと感動ともにに迎え入れられました。
人間国宝平良敏子氏とともに歩んだ平良美恵子さんの長年の功績がこうして認められたこと、心よりお祝い申し上げます。
そのの凛としたお姿や、美しい芭蕉布の世界は、今も映画『カラカラ』の中で輝き続けています。この機会に、ぜひ一人でも多くの方にこの手仕事の美しさに触れていただければ幸いです。
映画『カラカラ』DVDは以下より。